※本記事は『となりのナースエイド』第9話のネタバレを含んだ内容が書かれています。ドラマを未視聴で内容を知りたくない方はご注意ください。
この記事では、ドラマ『となりのナースエイド』の第9話のあらすじとネタバレを含んだ感想を書いていきます。
『となりのナースエイド』は、川栄李奈さん主演の「医療リアルエンタメドラマ」で、ナースエイド(看護助手)の桜庭澪(川栄李奈)が、天才外科医・竜崎大河(高杉真宙)との出会いを通して、自分の生きる道を見つけていく物語です。
原作は小説で、著者は現役の医師でもある『知念 実希人』氏
『となりのナースエイド』は、視聴者にエンタメ的な楽しさを与えるだけではなく、医療に対する様々な視点や価値観を考えさせるという側面もあったり、またミステリー的な要素も含んでいることが特徴です。
この記事は、ドラマを視聴した方向けに書いています。
冒頭の繰り返しにはなってしまいますが、未視聴の方は、ネタバレにご注意ください。
【となりのナースエイド】9話のあらすじ
ここでは『となりのナースエイド』第9話のあらすじをサクッと簡単に紹介していきます!ついに姉の死の真相が明かされることに!
澪(川栄李奈)は、大河(高杉真宙)が小夜子(永瀬ゆずな)の命を救ったことを知って感激する。
「児童養護施設長の同意が取れて本当に良かったですね!」
という澪の言葉にどこか大河は浮かない顔。
それもそのはず…。実は児童養護施設長の手術の同意が取れたのは、小夜子の手術が終わったあとだったのだ。
翌日、小夜子の母である早苗(小野ゆり子)が星嶺医大に怒鳴り込んできて大河に詰め寄る。
「親の許可なく子どもの体にメスを入れるなんて人殺しと同じ!!訴えてやるから!」
早苗の言葉に一切反論をしない大河に見かねた澪は思わず…
「大河先生が手術には児童養護施設長の同意も得ています。法律的に何も問題ありません!」
と言い返してしまう。
早苗は一つ舌打ちをすると病院を出ていくが、その様子をそっと観察する人物がいた…。
その頃、教授室で一人、血を吐いて倒れた火神(古田新太)を玲香(瀧本美織)が発見する。
意識を取り戻した火神は、玲香に自分がシムネスであることを告げた。
橘(上杉柊平)から、唯(成海璃子)のノートPCから論文のようなファイルが見つかったと連絡を受けた澪は、送られてきたファイルに目を通す。
そこには、驚きの内容が記されていた。
そして…澪は一つの結論にたどり着く。
まさか…お姉ちゃんを殺したのは…。
ついに姉・唯の死の真相が明かされていく。
【となりのナースエイド】9話ネタバレ感想!
ここからは筆者が『となりのナースエイド』第9話を視聴した感想を書いていきます。ネタバレを含んでいますので、未視聴の方は注意してください
9話の内容でのポイントは以下の5つ!
- 火神はシムネス
- 澪はオームスの適応者
- 火神細胞は澪の父が生みの親
- 唯を殺したのは火神
- 大河の許可前の手術
火神はシムネス
火神教授は、実は全身をシムネスに冒されていました。
8話の時点で、そのような様子が描かれていたので、「ああ、やはりな」という感じにはなりましたね💦
シムネスの根絶を願う火神自身がシムネスにかかってしまうというのは何とも皮肉なものです。
澪はオームスの適応者
火神がシムネスに冒されて、時間がないことを知った大河と玲香は、澪に「オームスの適応訓練を受けてほしい」と懇願します。
人の良い澪は、お願いされるままにオームスの適応訓練を受け、結果として1時間を超えるシンクロ時間を叩き出してしまいます。
天才外科医の大河ですら、15分間しかシンクロできないオームス。
それを一発で適応させた澪に、現場にいた誰もが驚く。
しかし、澪の心のなかでは大きな葛藤が起こります。
オームスに協力するということは今までのナースエイドとしての仕事はできなくなるということ。
本来はPTSDを克服するために始めたナースエイドの仕事だったが、今ではやり甲斐も感じ始めていた。
外科医としての道か。ナースエイドとしてのやり甲斐か。
澪は最終的にどちらを選ぶのか?
これも次回、最終回での大きな課題の一つですね。
火神細胞は澪の父が生みの親
橘から送られてきた、論文のファイルに澪は衝撃を受けます。
それは姉・唯のパソコン内に保存されていたファイルで、父・晃(和田聰宏)が過去に書いた論文。
論文の内容は、火神細胞とまったく同じ働きを持つ細胞の開発方法だった。
火神は、父・晃の先輩で、同じ大学病院で働くライバル関係だったのだ。
晃の夢は、必ず完治できる新しいガン治療を開発するで、火神も同じ夢を一緒に目指していた。
だが、夢が叶う前に晃は若くして亡くなり、火神はその夢を引き継いだ…かのように見えた。
しかし、実際には火神は晃の未発表だった論文を見つけ、自身が発見したものだとして、火神細胞として発表し、富と名声を得ていたのだった…。
澪としては、火神を信じていただけに…この論文を見たときのショックは計り知れないものがあったでしょうね。
唯を殺したのは火神
澪に真実を話してほしいと詰められた火神は、激しく吐血して倒れてしまいます。
急遽、手術をすることになった火神は
「桜庭澪と話させてほしい…」と言います。
そこで火神が話した内容は澪にとっては激しく動揺する内容でした。
そう、実は姉の唯を殺した犯人は…火神だったのです。
唯は、独自の調査で、父・昇の論文にたどり着きました。
そして、内容が火神細胞と似たものであることにも。
唯は、澪の将来のために真実を明かし、それを公表しようとしていました。
しかし、世間への公表を恐れた火神に病院の屋上から突き落とされてしまったのです…。
怒りとも悲しみともグチャグチャになった感情に襲われた澪が絞り出した言葉
「私はあなたを許せません…!」
には胸をギュッと締め付けられるものがありましたね…。
そのあと、シムネスの癌細胞は異常なスピードで増殖!
大河も手の施しようがなく、ついに…火神は帰らぬ人になってしまいました。
大河の許可前の手術
大河が行った小夜子の手術は、児童養護施設長の同意が得られる前のものでした。
病院はその事実を隠そうとしますが…以前、大河に論破されたフリーライターの井出(西ノ園達大)はその内容について嗅ぎ回っている様子。
しかも、同じように大河を疎ましく思っている猿田(小手伸也)と手を組んで一波乱起こしそうな予感がしますね。
大河の同意前の手術が世間に公表されれば、小夜子の母・早苗も黙っていないはず。
もしかしたら、医師免許の剥奪という最悪の事態にまで発展する可能性があります💦
【となりのナースエイド】9話ネタバレ感想のまとめ
最後にまとめになります。
今回は『となりのナースエイド』9話のネタバレを含む感想について書いていきました。
火神教授は、澪の父の研究を横取りし、唯を殺し、澪自身も利用しようとしていました。
しかし、最後には自分の罪を澪に告白し、オペ中に亡くなってしまいます。
火神教授は、澪に対して本当に何を思っていたのでしょうか。
澪の父の先輩として、澪のことを大切に思っていたのではないかと思いたいですが、それとも澪のことをただの道具としか見ていなかったのでしょうか。
火神教授の心の中は、謎のままです。
真実を知った澪は、激しく動揺し、泣きながら
「私はあなたを許せません…!」
と呟きますが…今後、姉を手に掛けた火神のオームスに協力するのか、ナースエイドの仕事を続けるか、胸中はかなり複雑な感情だと思います。
澪は、ナースエイドとして、たくさんの人の命や心を救ってきました。
しかし、多くの人を苦しめているシムネスの根絶は、父の願いでもあります。
澪がどちらを選択するのか、最終回見逃せませんね。
ちなみに…ドラマを観たあとに、原作の小説版を読んでみると、また別の視点から楽しめて面白いと思います。
以下のリンクから原作もチェックしてみてくださいね。
『となりのナースエイド』の感想を最初から見たいという方は、以下のリンクから1話の感想を読むことができますので、こちらも宜しければチェックしてみてください。

今回の記事は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!